低予算で音を良くする方法
私が知っている低予算(1万以下)で音を良くする方法を簡単にまとめてみました。
・スピーカーのセッティングを見直す
・接点を清掃する。
エタノール等洗浄剤と綿棒必要
・接点改質剤を塗る。
ナノ粒子(カーボンや金・銀・銅)のものが売られています。
・インシュレーターを導入する。
スピーカーやアンプ等の機器
特にスピーカーに使用すると効果が大きい。
(オーディオテクニカのものはあまりお勧めしません。)
・ケーブル交換する
スピーカーケーブル、ラインケーブル、デジタルケーブル、電源ケーブル
を交換する。
・スピーカー内部ケーブル及びコンデンサ、コイル、抵抗を交換する。(上級者のみ)
スピーカーを改造することになってしまいますが、あまり高くないスピーカー
を使用している方は交換も効果が高いと思います。ネットワークの定数は変え
ずに部品を交換します。コンデンサはフィルム、コイルは空芯コイル、
抵抗は無誘導巻線抵抗を使用しましょう。
・アースを取る
洗濯機、冷蔵庫、エアコン等のアースがあれば繋いでみる。
・仮想アースを自作する
機器やスピーカーそれぞれに接続する。自作するなら3つ推奨。
ちなみにアース線でも不思議なことに音が結構変わります。
・アースを浮かす
近くにアースがない場合やアースの接地抵抗が高い場合はアースを浮かした
方が良い場合もあります。
・フェライトコアやファインメットを巻いてみる。
フェライトコアは間接的に使用するのが良さそうです。
ファインメットはお勧めです。
・電源フィルターを導入してみる。
NFJのDCフィルターは低価格で効果がありおすすめです。
TDK等の産業用電源フィルターも効果がありますが私は直接オーディオ機器には
繋いでません。
・ACアダプターをスイッチング式からトランス式に変える。
トランス式の方がノイズで有利です。若干お高めですが。
IFIのipowerもおすすめです。
・コンセントを交換する。
私も試す前まで眉唾だと思っていましたが効果があります。
・電源ケーブルプラグ部分を支える。
コンセント側、機器側とも木材等で支えると音が変わります。
支えることにより振動が抑制されるからだと思われます。
・電源タップに水晶(さざれ石)を入れる。
水晶を入れることにより微振動が抑制されるからだと思いますが、安タップが
高級タップに近づきます。(自己責任でお願いします。)
・静電対策をする。
アンチスタHをケーブルやCD等に塗る。
静電気除去テープを巻く。特に電源ケーブルに巻くと効果的なようです。
・消磁する。
消磁器でCDやレコードを消磁する。またはケーブルに使用しても効果が
あります。ただし持続しないようです。
・USBターミネーターを自作する。
コスパを考えればマイカ、高くても良ければSEコンデンサを使用してください。
レコード
・スタビライザーを使用する。
サンシャインのマグネシウムのスタビライザーが安価で効果が高くおすすめです。
・ターンテーブルマットを変えてみる。
上記のマグネシウムや最近の素材で高分子のものなどおすすめです。
・トーンアームに制振シールを貼ってみる。
fo.qのシールが効果がありました。シェルに貼ると効果が大きすぎてイマイチ
でしたがトーンアームに少し張ると良くなりました。
思いつくまま上げてみました。まずはスピーカーのセッティングと接点の掃除をしましょう。次にスピーカーにインシュレーターを使用してなければ購入をお勧めします。
ケーブルは付属のものを使用しているなら、定番のベルデン等に交換してみると良いかもしれません。ここからはマニアックになっていきますがアース周りを対策しましょう。仮想アースはオカルト扱いする人もいますが効果はあります。あとは電源周りの対策をしてみるといいと思います。手始めにファインメットが効果がありお勧めです。
自作インシュレーター
自作のインシュレーターを作って比較したので記録しておきます。
インシュレーターとしてM8ナット:チタン、真鍮、ポリカーボネート、ポリプロピレンに止めネジ:鉄、チタンを入れたものを試しました。さらに良かった組み合わせに炭素繊維を敷いて比較しました。
まずはチタン、真鍮、ポリカナットと試しています
それぞれ空気録音してますので比較してみてください。私自身はポリカ>チタン>真鍮がいいと思いました。
https://www.youtube.com/watch?v=WbdVYEr72hQ
1番目:チタンナット+チタン止めネジ
2番目:真鍮+鉄止めネジ
3番目:ポリカーボネート+鉄止めネジ
次にポリプロピレンナット+鉄止めネジ 、ポリカーボネートナット+チタン止めネジ 、チタンナット+鉄止めネジを試しています。
これも空気録音してますので比較できます。
https://www.youtube.com/watch?v=XIAxejrhPB8
1番目:ポリプロピレンナット+鉄止めネジ
2番目:ポリカーボネートナット+チタン止めネジ
3番目:チタンナット+鉄止めネジ
止めネジはチタンにすると音が良いのが分かったので、チタン止めネジとナットの組み合わせで比較しています。
空気録音
https://www.youtube.com/watch?v=akz9zL_T7xI
1番目:ポリカーボネートナット+チタン止めネジ
2番目:ポリプロピレンナット+チタン止めネジ
3番目:真鍮ナット+チタン止めネジ
ポリカ>真鍮>ポリプロピレンの順で私はいいと思いました。ただチタン止めネジにするとどれも結構いいので好みだと思います。
空気録音
https://www.youtube.com/watch?v=006qEaroN_4
1番目:ポリカナット+チタン+CFRP
2番目:ポリプロピレンナット+チタン+CFRP
3番目:真鍮ナット+チタン+CFRP
ポリプロピレン>ポリカ>真鍮の順で良いと思いましたが、これもどれも結構いいので好みです。
結論としてはポリプロピレンナット+チタン止めネジ+CFRPがベストでした。
CFRPを下にひかない場合はポリカナット+チタン止めネジが良かったです。
物性値と固有振動数をざっくり計算
振動の減衰率のデータも調べたのですが見つかりませんでした。
オーディオ構成(2)
以前と機器が変わったので記録しておく。直ぐ入れ替わりがあるみたいだけど…
・アイソレーショントランス:Assistance Design Sonori
・DDC:Melodious MX-U8
・トランスポート:DENON DVD-2500BT
・HDMIスプリッター:マイコンソフト XDAC-1plus
・DAC:Line Magnetic LM-502CA
・プリアンプ:Technics SU-C1010
・アンプ:C.E.C. AMP5300R
・ヘッドホンアンプ:luxman p-1u
・スピーカー:SS-AL3改造品+スーパーツイーターFOSTEX T96A-EX2
1年前と比べてアクセサリーも追加しています。
(アイソレーショントランス、コンセント、電源タップ、電源ケーブル、RCAケーブル、スピーカーケーブル、インシュレーター)
色々と対策したことによって音質は格段に良くなった気がします。
USBケーブル音質比較
USBケーブルの音質を比較してみました。以前はデジタルデータなのでUSBケーブルで音が違うわけないと思っていたのですが、聴き比べてみると音質が違います。同じように考えている人、音質比較してみたい人等いると思いますので空気録音を行っています。USBケーブルとしては以下の3つを比較しました。
・SUPRA USBケーブル
・WireWorld Ultra Violet7
・CARDAS オーディオグレードUSBケーブル
YOUTUBEにUPしましたので、比較試聴してみてください。どれが好みでしょうか?
SUPRA USBケーブル
WireWorld Ultra Violet7
CARDAS オーディオグレードUSBケーブル
ツイッターでアンケートを行った結果です。
電源ケーブル Sir Tone 2017 model
スピーカーケーブルに続き電源ケーブルもSir Toneさんからサンプル提供して頂きましたのでレビューをします。おさらいですがSir Toneは大阪のKHD社が製造しているケーブルでギター、マイク、オーディオ用ケーブルのブランドです。KHD社は主に産業用ケーブルを製造してるようですが、2017年よりSir Toneブランドで上記のケーブルの製造・販売を行っているようです。
今回サンプル提供して頂いた電源ケーブルはSir Tone Classy Acoustic Cable 2017 model 緑です。 コネクタはFurutech製プラグ・コネクタが付いていました。色(青・緑)とコネクタ及びケーブル構造が異なるケーブルが用意されています。青はロジウムメッキ仕様でケーブル構造は1.25sq、緑は無メッキ仕様でケーブル構造は2.0sqです。なお価格は同じとなっています。
早速視聴してみます。まず感じたのがクリアで色付けのない素直な音質ということです。このあたりはスピーカーケーブルと同傾向と感じました。また音に奥行きが出ることが印象的です。結構元気な音と言いますか音の輪郭がハッキリ出る感じですので強いて言えばポップス、ロック、ジャズあたりが合うと思います。今回3種類の電源ケーブルで比較視聴していますが、一番好みの音質でした。
空気録音にて電源ケーブルはSir Tone 2017 model、CSE AC350SX、普通のケーブルを比較視聴を試みました。YOUTUBEで比較視聴できますので良かったら聴いてみてください。ツィッター上でどれが良かったかアンケートも実施しましたので、結果をのせておきます。
スピーカーケーブル Sir Tone 2017 model
スピーカーケーブル Sir Tone Classy Acoustic Cable 2017 model をサンプル提供して頂きましたのでレビューをしてみます。Sir Toneは初めて名前を聞いたという人が多いのではないでしょうか。私もそうでした(笑) 調べてみると大阪のKHD社が製造しているケーブルでギター、マイク、オーディオ用ケーブルのブランドです。KHD社は主に産業用ケーブルを製造してるようですが、2017年よりSir Toneブランドで上記のケーブルの製造・販売を行っているようです。
最近ツィッターを始めましてそこでお声がかかりました。
早速スピーカーに繋いでみました。現在使用しているVan Den Hul VDH-T7と比較して視聴しました。ツィッターで空気録音で比較を行っていますで、興味が出た方は検索して聴いてみてください。
まず感じたのはVan Den Hul VDH-T7とは傾向の違う音でストレートでクリアな音です。これはpops、Rock、Jazzに合いそうなケーブルと感じましたVan Den Hulの方はこれに比べると美音系のケーブルでclassicに合うケーブルと思います。私は女性ボーカルを良く聴くのですが、Sir Toneの方が実在感があって好ましく感じます。ケーブルで色付けをしたい方には向かないかもしれませんが、素直で力強い音が好きな方は好まれるのではないかと思います。
ちなみに価格はSir Tone 2017 modelは2mペアバナナプラグ付き:5950円で約1500円/mの価格です。一方Van Den Hul VDH-T7は1800円/mです。実は他のケーブルとも聴き比べを行っていますが、やはり2000円/m前後のケーブルと同等のクオリティがあると感じました。やはり自社で製造・販売しているメリットだと思いますが、コスパの高いケーブルと感じます。
LCRを測定してみました。どのくらい音質に影響があるのかは分かりませんがご参考まで。