ハイレゾどうなの?

今更ながらハイレゾについて調べてみた。以前に調べたことがあったのだが、そのときは一部効果はあるものの、売る側の論理なのかなという印象だった。

なぜなら・・

CDのフォーマットは44kHz、16bitである。これはシャノンのサンプリング定理より22khzまでは記録できることになる。ここで人間の可聴域は20kHzだ。一時期はやったモスキート音をご存知だろうか。これは17kHzの音なのだが、20代後半以降の人の多くが聞こえないそうである。従って人間は20kHzが再生できれば十分で、サンプリング周波数は現行のCDで十分と言う事になる。

ところで量子化ビットは16bitで十分だろうか。これは多くの場合は十分だが、不足の場合もあるようだ。16bitの場合のダイナミックレンジは96dB。(24bitでは144dB) 人間の聴覚のダイナミックレンジは120dBくらいと言われている。ちなみにクラシックは最大で120dBくらいあるらしい。(70dBくらいとも聞いた。)音圧を上げまくってるJ-POPは10dBも無いらしい・・・ということでクラシックのように微小信号を扱う場合には不足しているとも言えなくないのかもしれない。

実際に音楽制作の現場では量子化bitに余裕があった方が、余計な気を使う必要が無く楽なようだ。現在の音楽制作では24bitで扱うのが当たり前のようである。

ということで、CDのフォーマットには理由があり、多くの場合十分であると思っていた。

 

再度ハイレゾについて調べてみたら、効果はあるらしいことが分かった。ハイパーソニックエフェクトをご存知だろうか。

ハイパーソニック・エフェクト - Wikipedia

これは超高音により脳が心地よさを感じることで、結果的に良い音と感じるという驚くべき効果だ。これは耳だけではなく全身で聞く必要があるという。従ってスピーカーで聞く場合には効果はあるが、イヤホンで聞く場合は効果は無い。(ということはハイレゾ再生できるウォークマンってどうなん?って話だな。)

統計的にも有意だとのことだ。ただスーパーツィーターでもついていない限り、現在のシステムでは超高音域は再生できない。なので多くの場合にハイレゾ意味無いんじゃという話にしかならないが、実際に聞いた感じだと確かに臨場感のある音に聞こえるのは事実なんだよなぁ。そのあたりが謎?プラシーボ?う~ん違うかな。

他にもハイレゾについては議論があるようだ。また調べたら話題にしてみる。

 

ということでスーパーツィーター安価でいいもの無いかなと探してみた。ここでオカルトちっくな商品を見つけてしまったので紹介しておく。

一つはイヤホンをしているときに、全身に超高音を聞かせるために付けるスーパーツィーター、もう一方はスピーカーに取り付けるスーパーツィーターである。まさしくハイパーソニック エフェクトを狙った商品であると言えよう。amazonのレビューを見ると評価が高い。あやしいが比較的安価なためだまされたと思ってポチってしまおうかと迷い中である。