オーディオ対策 マトリックス図
オーディオ対策のマトリックス図を作ってみました。横軸コスト、縦軸効果でまとめてます。要は費用対効果ですね。異論がある方がたくさんいらっしゃると思いますがお容赦ください。初心者~中級者で自作もする方が参考になるのではないかと思います。
オーディオにアースを繋げてみる
オーディオにアースを繋げてみました。近くに洗濯機のアースがあったのでそこから取っています。アースを繋げる前の機器の電位が約20Vで、アース接続後は約10Vとなり10V下がりました。これだけ下がると音にも良い影響がでました。空気録音してますので比較してみてください。
前半:アースなし 後半:アースあり
アースありの方が良くなったと思うのですが、いかがでしょうか。
近くにアースを取れる場所があれば接続すると音が良くなるかもしれませんよ。
試してみてください。
ISOTEK ISOPLUG
ISOTEK ISOPLUGを購入しました。ISOPLUGはコンセントに接続するとノイズ除去をしてくれる商品です。こういった商品はいくつか発売されていますが、たまたま中古で見つけてしまったのでゲットしてみました。空気録音をしていますので比較してみてください。
前半:isoplug なし 後半:isoplugあり
確かに効果があるのが分かると思います。ただツイッターでどちらがお好みかアンケートを取ったところ半々の結果になりました。良くはなってると思いますが少し癖がある感じでしょうか。
次に接点改質剤の実験をしてみました。コンセント刃の部分に自作接点改質剤を塗ってみました。これも空気録音してますので、比較してみてください。
前半:塗布してない 後半:改質剤塗布
良い感じになる思うのですがいかがでしょうか。個人的にはこの接点改質剤は効果があってうまくできたと思ってます。
このように接点改質剤を塗るだけでも音質が結構変わります。私はスピーカーのYラグなんかにも塗っています。興味があれば試してみてください。
低予算で音を良くする方法
私が知っている低予算(1万以下)で音を良くする方法を簡単にまとめてみました。
・スピーカーのセッティングを見直す
・接点を清掃する。
エタノール等洗浄剤と綿棒必要
・接点改質剤を塗る。
ナノ粒子(カーボンや金・銀・銅)のものが売られています。
・インシュレーターを導入する。
スピーカーやアンプ等の機器
特にスピーカーに使用すると効果が大きい。
(オーディオテクニカのものはあまりお勧めしません。)
・ケーブル交換する
スピーカーケーブル、ラインケーブル、デジタルケーブル、電源ケーブル
を交換する。
・スピーカー内部ケーブル及びコンデンサ、コイル、抵抗を交換する。(上級者のみ)
スピーカーを改造することになってしまいますが、あまり高くないスピーカー
を使用している方は交換も効果が高いと思います。ネットワークの定数は変え
ずに部品を交換します。コンデンサはフィルム、コイルは空芯コイル、
抵抗は無誘導巻線抵抗を使用しましょう。
・アースを取る
洗濯機、冷蔵庫、エアコン等のアースがあれば繋いでみる。
・仮想アースを自作する
機器やスピーカーそれぞれに接続する。自作するなら3つ推奨。
ちなみにアース線でも不思議なことに音が結構変わります。
・アースを浮かす
近くにアースがない場合やアースの接地抵抗が高い場合はアースを浮かした
方が良い場合もあります。
・フェライトコアやファインメットを巻いてみる。
フェライトコアは間接的に使用するのが良さそうです。
ファインメットはお勧めです。
・電源フィルターを導入してみる。
NFJのDCフィルターは低価格で効果がありおすすめです。
TDK等の産業用電源フィルターも効果がありますが私は直接オーディオ機器には
繋いでません。
・ACアダプターをスイッチング式からトランス式に変える。
トランス式の方がノイズで有利です。若干お高めですが。
IFIのipowerもおすすめです。
・コンセントを交換する。
私も試す前まで眉唾だと思っていましたが効果があります。
・電源ケーブルプラグ部分を支える。
コンセント側、機器側とも木材等で支えると音が変わります。
支えることにより振動が抑制されるからだと思われます。
・電源タップに水晶(さざれ石)を入れる。
水晶を入れることにより微振動が抑制されるからだと思いますが、安タップが
高級タップに近づきます。(自己責任でお願いします。)
・静電対策をする。
アンチスタHをケーブルやCD等に塗る。
静電気除去テープを巻く。特に電源ケーブルに巻くと効果的なようです。
・消磁する。
消磁器でCDやレコードを消磁する。またはケーブルに使用しても効果が
あります。ただし持続しないようです。
・USBターミネーターを自作する。
コスパを考えればマイカ、高くても良ければSEコンデンサを使用してください。
レコード
・スタビライザーを使用する。
サンシャインのマグネシウムのスタビライザーが安価で効果が高くおすすめです。
・ターンテーブルマットを変えてみる。
上記のマグネシウムや最近の素材で高分子のものなどおすすめです。
・トーンアームに制振シールを貼ってみる。
fo.qのシールが効果がありました。シェルに貼ると効果が大きすぎてイマイチ
でしたがトーンアームに少し張ると良くなりました。
思いつくまま上げてみました。まずはスピーカーのセッティングと接点の掃除をしましょう。次にスピーカーにインシュレーターを使用してなければ購入をお勧めします。
ケーブルは付属のものを使用しているなら、定番のベルデン等に交換してみると良いかもしれません。ここからはマニアックになっていきますがアース周りを対策しましょう。仮想アースはオカルト扱いする人もいますが効果はあります。あとは電源周りの対策をしてみるといいと思います。手始めにファインメットが効果がありお勧めです。
自作インシュレーター
自作のインシュレーターを作って比較したので記録しておきます。
インシュレーターとしてM8ナット:チタン、真鍮、ポリカーボネート、ポリプロピレンに止めネジ:鉄、チタンを入れたものを試しました。さらに良かった組み合わせに炭素繊維を敷いて比較しました。
まずはチタン、真鍮、ポリカナットと試しています
それぞれ空気録音してますので比較してみてください。私自身はポリカ>チタン>真鍮がいいと思いました。
https://www.youtube.com/watch?v=WbdVYEr72hQ
1番目:チタンナット+チタン止めネジ
2番目:真鍮+鉄止めネジ
3番目:ポリカーボネート+鉄止めネジ
次にポリプロピレンナット+鉄止めネジ 、ポリカーボネートナット+チタン止めネジ 、チタンナット+鉄止めネジを試しています。
これも空気録音してますので比較できます。
https://www.youtube.com/watch?v=XIAxejrhPB8
1番目:ポリプロピレンナット+鉄止めネジ
2番目:ポリカーボネートナット+チタン止めネジ
3番目:チタンナット+鉄止めネジ
止めネジはチタンにすると音が良いのが分かったので、チタン止めネジとナットの組み合わせで比較しています。
空気録音
https://www.youtube.com/watch?v=akz9zL_T7xI
1番目:ポリカーボネートナット+チタン止めネジ
2番目:ポリプロピレンナット+チタン止めネジ
3番目:真鍮ナット+チタン止めネジ
ポリカ>真鍮>ポリプロピレンの順で私はいいと思いました。ただチタン止めネジにするとどれも結構いいので好みだと思います。
空気録音
https://www.youtube.com/watch?v=006qEaroN_4
1番目:ポリカナット+チタン+CFRP
2番目:ポリプロピレンナット+チタン+CFRP
3番目:真鍮ナット+チタン+CFRP
ポリプロピレン>ポリカ>真鍮の順で良いと思いましたが、これもどれも結構いいので好みです。
結論としてはポリプロピレンナット+チタン止めネジ+CFRPがベストでした。
CFRPを下にひかない場合はポリカナット+チタン止めネジが良かったです。
物性値と固有振動数をざっくり計算
振動の減衰率のデータも調べたのですが見つかりませんでした。