REW(Room Equalization Wizard)を使った音場補正を行ってみた。
まずREWですが登録が必要です。登録しないとダウンロードできません。僕は英語が苦手なので手間取ってしまった。英語がわかる方は簡単なのでぜひダウンロードして使ってみてください。少し使ってみたところ、多機能で補正以外にもさまざまな測定が出来て、使えそうなソフトです。
このソフトで補正前の状態を測定し、理想的な状態との比較をして、その間を埋めるフィルターを生成します。制御工学なんかをかじった人だとと分かるかもしれません。
まずREWを立ち上げた画面です。
まずはオーディオインターフェースとマイクの音量のキャリブレーションを行います。キャリブレーションとは校正(調整含む)をすることです。平たく言うと正確に測定するために調整します。やり方は前回紹介したブログに書かれていますので見てください。音量のキャリブレーションで騒音計が必要なのですが、スマホアプリの騒音計を使うと手軽に測定できます。
キャリブレーションが終わるとマイクを用いて特性を測定します。スピーカー+部屋の特性としたかったので、普段音楽を聴く位置で測定を行いました。
測定時にスイープ信号が出て、特性を測定していきます。
測定スピーカー
自作2way(クロス周波数:4kHz 2次フィルター)
ツィーター:VIFA XT25TG30-04
ウーハー :SEAS CA12RCY
自作サブウーハー(クロス周波数:100Hz)
サブウーハー:EIJU OF-250W
アンプ:Panasonic SA-XR10
まずは何もしない状態の周波数特性が以下の図です。
次にREWを使用して補正後の周波数特性です。
補正フィルターと補正後周波数特性を重ね合わせた図です。
生成されたインパルスです。これを畳み込んで実際に補正します。
この生成されたインパルスをwavファイルでエキスポートして、foobar2000等で使用します。使用するにはプラグインが必要です。このあたりも前述のブログを参照してください。すいません参照ばかりで。書いてる人ありがとうございます。
補正後を視聴した感じは、一聴した感じだと大人しく地味になったと感じました。でも良く聴くとスッキリしていいかも。ケーブル等変えるのと比べると激変と言ってもいいくらいの変化です。おすすめなのでぜひ試してみてください。
測定データ
・周波数特性と位相
・高調波歪
・群遅延特性